腰をねじるストレッチや首や腰をバキバキ鳴らしてはいけない理由
「気持ちがいいからつい腰をねじってポキポキ鳴らしてしまう・・・」
「首や腰をバキバキ鳴らしてストレッチするのが癖になってしまった!」
そんな方をよく見かけますが、これからの健康を守るためにも今すぐやめることをおすすめします。
首や腰をバキバキ鳴らしたり、ねじるストレッチをしてはいけない理由についてお話しします。
腰はバキバキ鳴らすようにはできていない
背骨の腰の部分は、その上下の骨と縦の関係となる関節でつくられています。
しかも、椎間板はねじれるような構造はしていません。
その結果、腰は前後への曲げ伸ばししか出来ないようになっています。
それなのに骨盤を止めたまま腰をねじってしまうと、関節に相当の負担がかかります。
しかも背骨の腰の部分は、その重心と回転軸が異なりますので、椎間板にねじれる応力までかかってしまいます。
その結果、椎間板が破れてヘルニアになるリスクが高まってしまうのです。
また腰をバキバキ鳴らすような動きをすると、椎間板に一気に応力がかかるため、よりリスクを高めます。
「バキバキ」という音は、関節内の圧力が急激に低下したことによって出来た気泡が破裂する音です。
この破裂には莫大なエネルギーが発生し、それによって関節が破壊されるのです。
首をバキバキ鳴らすのは命に関わる
首の骨も腰と同じ理由でバキバキと鳴らすことはおすすめできません。
さらに首の骨には、「椎骨動脈」という脳へ血液を送る動脈が通っています。
バキバキ鳴らすような動きをすると、ゴム管のような血管が一気に引き伸ばされるため、切れる可能性があります。
これは細長いゴム風船をいきなり引き伸ばすと切れてしまうことを思い出すと分かり易いと思います。
つまり、死に至る可能性があるということです。
分かっちゃいるけど・・・バキバキ鳴らすとなぜ気持ちいいの?
それでも腰や首にコリや違和感がある方は、バキバキ鳴らす方が多いです。
なぜなら「コリや違和感がなくなった気がするし、なにより気持ちがいい」からですね。
では、なぜこのような感じになるのでしょうか?
身体のどこかの部位に異変が起きると、脳は身体が危険にさらされていることをコリ感や違和感として伝えようとします。
しかしバキバキ鳴らすと前述のような危険性がありますから、それから生命を守るために、今まで伝えていたコリ感や違和感よりも優先してバキバキ鳴らしたことによる危険を知らせます。
その結果、今まで感じていたコリ感や違和感が消えるような感じがするのです。
そしてそれが落ち着くと、再びコリ感や違和感として伝え始めます。
わかりやすいように、少し極端な例えをします。
仮に眠れないほど歯の痛みがあったとしましょう。
その治療のために歯科に向かっている途中で交通事故に遭って、物が太ももに刺さったとします。
すると、しばらくの間は事故で動転してたり太ももに物が刺さった痛みで、今まであった歯の痛みは忘れてしまうでしょう。
それが落ち着くと、再び歯の痛みを感じることになるでしょう。
このように、今まであったコリ感や違和感を消してまで、今起こった危険な状態を知らせているのです。
バキバキ鳴らすのは、それほど危険な行為なのです。
まとめ
腰を捻じるストレッチや、首や腰をバキバキ鳴らすことは、関節や椎間板を破壊します。
特に首においては重要な血管を切って死に至る可能性がありますので、絶対にやめましょう。
宮本ケアセンターには、このような結果、重篤な症状になった方が多数来院されます。
そのような原因をつきとめて、何が起こっているかをきちんと説明した上で施術をしていきます。だから改善できるのです。
柏市でここまで説明する整体は当院のみです。
お身体のことでお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。