なぜ身体が歪むの?なぜ症状が出るの?

「身体の歪みが不調の原因とよく聞くけど、そもそもなんで身体って歪むんだろう…」
そう考えている方も多いのではないでしょうか。

身体が歪む理由と症状が出る理由について、本記事で説明していきます。

身体の歪みは防御反応です

歪み 画像

日頃の仕事やストレスで、筋肉だけでなく内臓にも疲れが溜まります。
この疲れから身体を守るための反応として、脳が身体を歪ませてしまうのです。

例えば、普段デスクワークが多いとしましょう。
一つの姿勢をし続けると疲れますので、足を組んだり左右組み替えたり、ひじ掛けに寄り掛かったり、いろいろな姿勢をします。
それが固定化するとそれに応じるように身体も歪みます。
これが、筋肉の疲れから身体を守るための歪みです。

また、悪い姿勢を続けることで内臓は圧迫されます。
そのような状態で本来の機能を果たさなければなりませんから、内臓も疲れが溜まります。
そこで、この圧迫を避けるために脳は身体を歪ませます。 

防御反応が起こるのは脳が『不快』を感じているから

なぜ身体が歪むかというと、筋肉や内蔵の疲れは脳を『不快』にさせるから。
疲れから身を守るために身体を歪ませるのです。

そして疲れによって身体が危険な状態にあることを知らせるサインとして、腰痛・肩こり・ひざの痛みなどの様々な症状が出てくるのです。
さらに、その状態が続くことで、物や状況と結びついて症状は脳に記憶されてしまいます。
記憶にすっかり定着してしまったものが、慢性症状です。

逆に言うと、脳が“快”を感じれば、歪みは一瞬にして消えますし、症状も消えていきます。
症状の記憶も消えていきます。

身体の歪みから身を守る予防法

身体の歪みから身を守る予防法

身体が歪まないようにする予防法としては、疲れを溜めないように血行を良くすることと、脳に“快”を感じさせる時間を持つことが大切です。
その第一が「ご自身の身体をいたわること」です。

具体的な方法を簡単に紹介していきます。

股関節を正しく使うこと

身体の歪み、特に骨盤の歪みについては、股関節がカギを握ります。
ですから、日常の動作で股関節を正しくよく使うことが必要になります。

その中でも多い動作は立つこと、座ること。
この時に股関節を正しくよく使う方法としては、いちいちひざと胸が付くように股関節を曲げてお辞儀してから、立つ座るを行うと良いでしょう。

定期的な運動をこころがけること

よく運動しましょう。
出来れば、正しい動きによる運動が望ましいです。

一日に数分は四つん這いの姿勢をとること

一日数分、四つ這い姿勢になりましょう。

人間も元々は四足動物です。
つまり、四足動物が立ち上がる過程を再現すれば、身体の使い方も本来の使い方に近くなります。
しかも、自重で身体が矯正されます。

脳を安心させる言葉かけをすること

寝るときには、ご自身の身体に対して「よ~し、よ~し」とムツゴウロウさん風に言いながら布団に入りましょう。
これは、言葉で誘導しつつ、言葉と行動を一致させることで、脳がより安心します。

しかも、やっていると笑ってしまいますので、寝付きにも良いでしょう。

痛む箇所は優しくなでること

身体、特に腰痛であれば腰を、肩こりであれば肩や首を、ひざの痛みであればひざや太ももなどつらいところを優しくさすったり、なでたりしましょう。

よく痛い所や辛い所をさすったりなでたりしている方を目にしますが、少し少ないようです。
少なくとも10分位は行いましょう。
この時に、「ゆるむように、ゆるむように」と言いながらやるとより効果的です。

アイシングをしながら寝ること

氷枕で首をアイシングしながら寝ると、脳を休息させるとともに血行が促進されて疲れも取れます。
ですから、首以外でも気になる箇所があればそこにもアイシングすると良いでしょう。
 
コツとしては、自分自身を生まれたての赤ちゃんのように扱うことです。
一生付き合っていくご自身の身体です。
大切に慈しんでください。

これをやると悪化します!

これをやると悪化します!

ここまでは、身体の歪みを予防することについてお話しましたが、身体のゆがみを悪化させることもお話しておきます。

指や道具で身体をグリグリすること

指や道具でグリグリやるのはやめましょう。
凝っているからといって、指や道具で筋肉をグリグリやることはケガをしている所をさらに傷つけるのと同じです。

身体を温めること

寒いから温まるとか、リラックスするという目的で入浴したりするのは良いのですが、カイロなどを使って温めるのはやめましょう。
温めるなら、服を着たり布団を掛けたりするなど、自分の体温を使って温めると良いでしょう。

身体の成分のほとんどは水とタンパク質です。タンパク質は44℃近傍で固まります。
いわば“温泉卵”状態です。
体温が平均36℃前後ですから、少しの熱で固まってしまいます。
それが、変形や組織変性につながります。
 
昔ながらの「湯治」は、1~2分湯船に浸かって、それを自然乾燥させて温泉成分を身体になじませる、というのが本来の方法です。
「ここのお湯はいいから」と言って長く浸かった方が、様々な変形や組織変性を引き起こしています。

症状が出てしまったときの対処法

症状は脳からのSOSです。そのことに気づいたら、身体を労わってあげてください。
躯体的には、上述の予防法が、身体が不調に陥った時の対処法にもなります。
もし不調に陥った場合には、無理せず出来る範囲で行うと良いでしょう。
そして回復後にもそれを続けることが重要になります。
 
宮本ケアセンターには、様々な原因で身体が不調になった方、様々な症状の方、手術を受けたけど身体が思わしくない方など、他では改善しなかった方がたくさん来院され、改善しています。

施術は、人間の本質に沿って、揺らす・擦る・なでるを基本として、脳に“快”を与えながら骨格の歪みを整えるとともに全身を弛めていきます。

特にぎっくり腰など痛みや症状が強い場合には、患者さんの最も楽な姿勢で痛くない範囲で施術していきます。
また、立腰体操によって正しい運動で骨格が整うとともに血行を良くしていきます。
柏市の整体でこのような施術を行うのは当院だけです。
ぜひ一度ご相談ください。

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