「腰が痛いなら腹筋を鍛えなさいと言われた」「運動不足だからヨガを始めたら余計に痛くなった」……当院に来られる50代前後の女性から、よく伺う言葉です。22年、延べ数万人の身体を診てきた私から、少し意外な真実をお伝えします。
実は、「筋肉は意識すればするほど、弱くなり、使えなくなる」という性質があります。
驚かれるかもしれませんが、これは身体の構造上の真実です。一流のアスリートが、あんなに筋トレをしているのに、ふとした動作で大怪我をするのはなぜでしょうか?それは、筋肉を個別に鍛えすぎることで、骨と関節が本来持っている「滑らかな連動」が失われてしまうからです。
特に腰痛に悩む方は、腰を筋肉で何とか支えようと頑張っています。しかし、人間が立って歩くために進化した形は、筋肉で固めるための形ではなく、重力をうまく逃がしながら動くための形をしています。
例えば、椅子から立ち上がる時。多くの方は「よっこらしょ」と太ももや腰の筋肉に力を込めます。しかし、骨の形に従って正しく動けば、筋肉の力はほとんど使わずに、スッと立ち上がることができるのです。この「骨の形に従った動き」ができていない状態でいくら筋トレをしても、それは歪んだ土台の上に重い建物を建てるようなもの。いつか土台が悲鳴をあげてしまいます。
当院では「日本立腰協会」の体操や施術を取り入れています。これは、腰の骨を正しい位置に「立てる」ことで、骨本来の支持力を引き出す方法です。関節そのものがスルスルと動くようになれば、無理な筋トレは不要になります。
「今まで頑張って鍛えてきたのに……」という方もご安心ください。これからは「頑張る」のではなく「整える」ことで、もっと楽に、もっと自由に動ける身体を手に入れましょう。一生涯、自分の足で柏の街を歩き続けたい。そんなあなたを全力でバックアップします。









